VistaでFWを越えてWindows Updateできるようにしてみた

Windows Updateでは、WinHTTP *1 を使ってサーバにアクセスしている。

ネットワークの構成上Webサーバへのアクセスにプロキシサーバが必要な場合、このWinHTTPとInternetExplorerとでプロキシサーバの設定が別々になっていることに気をつけないといけない。

Windows XPの場合、proxycfgコマンドを使ってWinHTTP用のプロキシサーバを設定できたが、Vistaではこのコマンドが削除され、netshコマンドに統合されている。

VistaでのWinHTTPのプロキシサーバの設定方法は次のとおり。

InternetExplorerの設定をインポートする場合

netsh winhttp import proxy source=ie
この方法の注意点として、InternetExplorerでのプロキシサーバの設定が、自動構成スクリプト(PACファイル)を利用していないこと。
自動構成スクリプトを利用している場合、上のコマンドを実行したときに「現在のWinHTTPプロキシ設定:(プロキシサーバーなし)」と表示されるので、何も設定されなかったことが分かるはず。
試してないけど、WPADでプロキシサーバを自動検出している場合も同様でしょう。

プロキシサーバを直接設定する場合

netsh winhttp set proxy proxy.example.com:3128

WinHTTPのプロキシサーバの設定を表示

netsh winhttp show proxy

設定の表示には、管理者権限はいらない。

*1: WinHTTPについては http://e-words.jp/w/WinHTTP.html を参照