Virtual PC 2007 で CentOS 5.2 LiveCD を起動してみた

Virtual PC で作った空のバーチャルマシンで、CentOS 5.2 LiveCD を起動したところ、画面は色ズレ、マウスは使えない、という状態になった。
解決方法が分かったのでまとめておく。

操作手順は次のとおり。

CentOS LiveCD で起動する。

  • バーチャルマシンを起動して、[CD]メニューから[ISOイメージのキャプチャ...]を選択。
  • CentOS-5.2-i386-LiveCD.isoを開く。

カーネルオプションを追加して、ランレベル 3 で起動する。

  • 起動画面で[TAB]キーを押す。
  • 表示されたオプションの末尾に、下記のオプションを追加して起動する。
i8042.noloop 3
    • ちなみに、i8042.noloop は X Window でマウスを有効にするため、 3 はX Windowを起動しないようランレベル 3 で起動するためのオプション。
    • (おまけ)このままだど、起動したCentOSの時間が通常よりも1.5倍早く*1進んでしまう。それが気になる場合は、カーネルオプションに clock=pit を追加する。これを入力する場合、この時点ではキーマップが US なので、= は [^]キーで入力。

X Window の色数を 16 に変更する。

  • localhost login: と表示されたら、ユーザ名 centos でログインする。
    • パスワードは不要。
  • root になるために su - と入力する。
  • X Window の設定ファイルを編集するために、 vi /etc/X11/xorg.conf と入力する。
    • エディタは nano も使える。
  • Screen セクションの DefaultDepth と Display サブセクションの Depth を 24 から 16 に変更する。
    • vi を使った場合、この時点ではキーマップが US であることに注意。
  • (おまけ)X Window のためにキーマップを合わせるなら、 InputDevice セクションの Option XkbModel を jp106 に、XkbLayout を jp に変更すればいい、んだと思う。

ランレベル 5 に移行する。

  • init 5 と入力してランレベルを 5 に変更する。
  • CentOS のログイン画面が表示される。
  • そのまま放っておくとユーザ名 centos で自動的にログインされる。
参考情報

次の情報を参考にさせていただきました。ありがとうございました。

*1: 3倍じゃないよ。赤くないから。(^^)