LTSPでネットワークブートしたクライアントでログインできなかった

「UbuntuでLTSPサーバを作ってみた(id:hykt:20081030)」の話の関連。

LTSPサーバが構築できたら、次はログインするっきゃない。
ログインできれば、デスクトップ画面が表示される。
ログインできなかった場合で、次のメッセージが表示された場合…。

This workstation isn't authorized to connect to server

LTSPクライアントのディスクイメージを作成した(ltsp-build-clientコマンドの実行)後に、サーバのIPアドレスを変更したはず。
その場合は、次のコマンドを実行して、sshのkeyとクライアントのディスクイメージを作り直す必要がある。

sshのkeyを作りなおす

  • ltsp-update-sshkeysコマンドを実行して、/opt/ltsp/i386/etc/ssh/ssh_known_hostsファイルを更新する。
unmae@ubuntu-desktop:~$ sudo ltsp-update-sshkeys

クライアントのディスクイメージを作り直す

  • ltsp-update-imageコマンドを実行して、/opt/ltsp/images/i386.imgファイルを更新する。
uname@ubuntu-desktop:~$ sudo ltsp-update-image
    • 今回のケース(Intel Core 2 Duo 1.83GHz/メモリ1.25GB)では約6分半くらいかかった。


ちなみに…。
クライアントのディスクイメージは/opt/ltsp/images/i386.imgで、このファイルがnbd-server(TCP:2000)で公開されている。
この設定は、inetd.confに書かれている。

uname@ubuntu-desktop:/etc/nbd-server$ more /etc/inetd.conf 
# /etc/inetd.conf:  see inetd(8) for further informations.
#
# Internet superserver configuration database
(省略)
2000               stream  tcp            nowait  nobody /usr/sbin/tcpd /usr/sbin/nbdrootd /opt/ltsp/images/i386.img

おしまい。