Windowsメールのショートカットがメニューに表示されないようにしてみた

Windows Vistaには、標準のメーラーとして「Windows メール」がインストールされている。
標準のメーラーなので、当然はじめからスタートメニューにもショートカットが登録されている。
でも、いろいろな事情があって、スタートメニューにWindowsメールのショートカットが登録されていると困ることだってある。
…あるんだもん。
普通に使っている人の場合は、単純にスタートメニューからWindowsメールのショートカットを削除するだけでいい。
ただし、スタートメニューから2回削除する必要がある。
1回目の削除は、自分のユーザープロファイル内のスタートメニューからの削除*1
2回目の削除は、全ユーザー共通のスタートメニューからの削除*2。こちらの削除では、管理者権限が必要でUACのプロンプトが表示される。
しかし、ログオンするたびに、ユーザープロファイルが作成され、ログオフするとなんからの手段でユーザープロファイルが削除されるような仕組みの場合、前段の方法は使えない。
なぜなら、ユーザープロファイルが作成されるときにデフォルトでWindowsメールのショートカットが作成されてしまうから。
しかも、このショートカット。ユーザープロファイルが作成されるときにデフォルトで使用されるC:\Users\Defaultのスタートメニュー内にはない*3。それにも関わらず、ユーザープロファイルが作成されたときには、自動的に作成されている。
この問題に取り組み始めたときは、「Windowsメールをアンインストールすればいいじゃん。」と考えていたけど、そもそもWindowsメールをアンインストールする方法はないようだ。
いろいろ検索もしたけど、「アンインストールするんじゃなくて、ただ使わないようにすればいいだけじゃん。」とか「アンインストールしちゃうと、emlファイルを開くアプリケーションがなくなっちゃうよ。」とか言われてた。
いろいろな情報網を駆使し聞き回りながらも「もうあきらめよっかー」と思っていたところ…。
結局、当初の目的を下記の方法で果たすことができた。
  • [コントロールパネル]→([プログラム]→)[既定のプログラム]
  • [プログラムのアクセスとコンピュータの既定の設定]
  • (UACプロンプト)
  • [カスタム]→[既定の電子メールプログラムを選択してください。]という項目内の[Windowsメール]の右側「このプログラムへのアクセスを有効にする」のチェックを外す。
  • すると、C:\Program Files\Windows Mail\WinMail.exeが削除される。*4
  • これで、次回から作成されるユーザープロファイルには、Windowsメールのショートカットが作成されなくなる。

*1: パスは C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs

*2: パスは C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs

*3: パスは C:\Users\Default\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs

*4:チェックをつけると、再びファイルが作成される。